[Memo] ひどい PL(経験談)

 えらい長い愚痴なんですが。
 どうせ関係者は見てないだろーから書いちゃいます。
 こっちのハンドルとは完全に別畑なので(何)


 一昨日の夜、ちょっと知人が GM をやるっつーんでオンラインで久しぶりに『アリアンロッド RPG』遊んできました。もちろん PL で。

 アリアンロッド基本しか知らんっつったら「シーフにしてくれ」と。
 彼の卓に参戦するのは初。聞けば彼が GM やるのも初。
 なんでも前の GM が消えたらしい。
 消えた、ってのが良く分からんのだけど、説明を求めても

「いや、まあなあ」

 とか言われたので、これは人間関係かなにかかと予想。
 嫌な予想ほど的中する。

 それにしても、シーフで本当にいいのか?
 シーフと言えばゲームの花形のアクティブクラス。
 しかし GM の癖を知らないと物理/心理トラップの傾向が読めないので、それなりに気心知れたゲーム仲間がやるのが効率的だとか思う。
 まあ、無手から読んでいくのも面白いけど。
 とにかく心配になったので聞いてみたら、

「シーフもいなくなった」

 どんだけ酷い人間関係ですか。
 まあ、僕は久しぶりに PL ができるというだけで嬉しかったんで、喜び勇んで参戦したけど。
(あ、ちなみにサブクラスはアルケミストね)

【ゲーム開始】

(どんだけ臆病者だ、お前ら)

 町から出たがらないなら冒険者なんて辞めちまえ!
 依頼が来てる! 路銀が無い!
 そしたら受けるだろとりあえず!
 なんで偉そうに報酬の値上げ交渉やってんだお前ら……
 結局、GM が折れて報酬顎が初期の 2 倍近くなったところで受ける。
 まあ意地汚い冒険者ってのも分かるけど、でもなァ(苦笑)

 そのくせ、いざ町から出るときはほとんど準備もしない。
 新規参戦したシーフ(つまり僕)が、なけなしの金をはたいてツール一式を購入。
 移動にかかる時間の食費すら、ろくに計算しない。
 愕然としたのは「報酬から減らしといて」という一言。
 お前ら失敗したらどうするつもりですか。

 依頼は遺跡調査だった。
 こんな PL 相手にそんなシナリオ作るな GM も(苦笑)
 ……後で聞いたら、遺跡でないとマジックアイテムが出ないから文句言われるらしい。
 よくこいつらと RPG やってるね、君。
 まあ、普段仲が良いのは分かるけど。

ダンジョン探索
 ぶっちゃけた話、ぬるい。トラップの数が妙に少ない。
 まあ別に「出番寄越せー」とか騒ぐでもないんで構わないけど。
 そんかし PC のノリで切れる吊り橋の索とか、ノリで生える(?)落とし穴とかの方がよっぽど多い。
 ピクニック気分ですかお前ら。
 その度に、なけなしの金はたいた俺のツールが消費されていきますよ。
 なんですかこの罰ゲーム。

雑魚戦闘
 雑魚戦は、面白かった。
 GM は昔からその辺の計算は上手いよなと思い出した。
(カードとかストラテジーやると手強いんだコレが)
 一発殴れば死ぬような雑魚でも、確実にこっちの体力を削って逝く。
 いいね。鼻血出そう(ダメージ食らっただけ)
 まあ雑魚自体は弱いんで、一回にかかる時間は短いんだけど。
 それでも『RO』ベースなんで戦闘の回数は多い。
 PC もうちょっと効率的に戦えないのかと思ったんだけど、どうも場の空気が読みきれてなかったから口出しすんのやめといた。

ボス戦闘
 なんでお前らは正面から突っ込むんですか。
 雑魚戦闘であんだけ GM の手並みを見せられたら、普通もうちょっと頭使って別ルートから乗り込めないかとか考えませんか。
 考えませんかそうですか。
 正直な話、この無思慮ぶりにうんざりしていたんだけど、まあせめて勝ちだけは拾っておかないと情けなくて仕方が無いと思ったんで、初心者でも出来る基本戦術を提案して戦闘開始。

【戦術概要】
・戦士が《プロヴォック》で敵主力のダメージを引き受ける。
・アコが《ヒール》と《プロテクション》でフォロー。
・後衛エンゲージからひたすら遠隔攻撃。全フェイト投入。

 ひどい作業戦闘だけど、負けるよりマシなので。
 ところが開始直後、話を聞かずにウォリアー・サムライ特攻。
 本人が言うにはキャラクターロールに徹した結果、傍から見れば死にたくなかっただけ(「だってクリティカルしたら自分が死んでたし」って、メイジはクリティカルしなくても死ぬっちゅー)のノータリン戦士のおかげで、属性攻撃で事実上の主力だったメイジ・メイジが戦闘不能。バランス崩壊。
 ギルドスキル《蘇生》使ってメイジ復活……と思ったらこれは戦闘不能を回復できない。でもって今度はウォリアー・サムライが戦闘不能。これには全員「自業自得」と妙なムード。ほとんど全滅するかと思ったけど、モンクが《ソウルバスター》狙いの特攻を決めたことで戦況逆転、なんとかクリティカル連発で助かった。

シナリオ終了
 なんだかものすごく徒労感の漂うゲームでした。
 GM、ボス戦闘ものすげぇ手抜きしてたし。
 敵があのスペックだったら、彼なら後衛エンゲージに飛び込んでパーティ主力の遠隔攻撃(=属性攻撃)を封じるくらいのことは、考えてたと思うんだけど。
 で、それでもブーブー言ってたのがウォリアーとメイジ。
 まあメイジは分かる。ありゃ仕方がない。
 しかしウォリアー、お前まで言うか。
 どんだけぬるま湯ゲームしてきたんだろう?
 なんだか考えるだに恐ろしい気がした。

余談
 ああ、そうそう。なんで GM が逃げたかですが。
 それはさっき電話で聞きました。どうやらシーフやってたプレイヤー(女の子)のことを気に入ってた前 GM が、えらい甘々のマスタリングを繰り返していて、それで他のプレイヤーも甘々になってしまったと。ところがシーフの女の子は、その前 GM のアプローチに嫌気がさして逃亡。前 GM は意気消沈して失踪。後にはすっかり駄々っ子と化したダメプレイヤーたちが残されましたとさ。
 んで、GM できるのが僕を呼んだその知人一人で、他の面子からゲームやってとせがまれたので頑張ってやってみましたがダメでした。
 ……とかまあそんな話だったそうで。
 ご愁傷さま。

 最後に。
 ここまで書いてから『アリアンロッドRPG』では「ウォーリア」だったような気がしてきたけど、面倒なのでそのまま「ウォリアー」表記で放置します(何)