私のお気に入りのくつよりも下から、その人は楽しそうに見上げていた。
その人のところに行きたくて、その人のいない方へとふみ出した。
つるり。
びっくりして目をとじてしまった。
次に目をあけてみれば、もうその人は私を見下ろしている。
私はその人と同じところに行きたくて、何度もくり返したけど、どうしても同じところには行けなかった。
黄色い背中を、つるり、つるり。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
私のお気に入りのくつよりも下から、その人は楽しそうに見上げていた。
その人のところに行きたくて、その人のいない方へとふみ出した。
つるり。
びっくりして目をとじてしまった。
次に目をあけてみれば、もうその人は私を見下ろしている。
私はその人と同じところに行きたくて、何度もくり返したけど、どうしても同じところには行けなかった。
黄色い背中を、つるり、つるり。
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ということで番外篇の扱いということで。
(掌篇とは同じフィールドだけど無関係)