一条の光が、それを照らしている。
黒い天井、黒い壁、黒いカーテンと、黒電話。
照らされた顔だけが白い。
やさしく微笑んでいた。
「さよなら」
細い細い吐息の中に、まぎれた言葉。
万雷の拍手がそれを隠した。
届いただろうか。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
一条の光が、それを照らしている。
黒い天井、黒い壁、黒いカーテンと、黒電話。
照らされた顔だけが白い。
やさしく微笑んでいた。
「さよなら」
細い細い吐息の中に、まぎれた言葉。
万雷の拍手がそれを隠した。
届いただろうか。
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