はーい今回のお品書きは以下のとおり。
- 一人でシナリオを作らなくてもいいんじゃないですか?
- コラム : マスター入門者向けシステム
- シーン独立型シナリオ
- TRPGシナリオいくつかの読み方
コラムはカウントされないので、今回は 4 本立てになります。
そうすると丁度次回で一巻き終わるんよ。
(終わったら一旦 index 作って、そっから主観的な感想戦やります)
7. 一人でシナリオを作らなくてもいいんじゃないですか?
筆者はTRPGサークル「POLAR BLUE」の丹川幸樹氏。
前巻をご覧になられた方や、氏の活動をご存じの方には「ペアシナリオメイキングの人」で通じるかも?
もちろん今回も、ペアシナリオメイキングのガイドとなります。
今回は「初心者が経験者と一緒にペアシナリオメイキングをする方法」ですね。
まずは経験者側のメリットについて軽く説明があってから――
- 経験者を誘おう
- ペアシナリオメイキングのスタイル
- 進め方
- ポイント
――の順に解説されています。
ちょっと面白いのは「初心者が経験者を誘って一緒に作る方法」なんだけど、読んでみると経験者側の注意点が多い点(笑)
「経験者を誘おう」でも、ペアシナリオメイキングを知らない経験者に対して
そんな人には、この記事を渡して読んでもらうと良いのではないでしょうか。
ということで実はこの記事、「これからペアシナリオメイキングをやってみようと思っている人」みんなが射程に入ってるんじゃないかと。
8. コラム : マスター初心者向けシステム
1ページのコラムなんですが、その約半分を埋めている『聖珠伝説パールシード』の解説、特に「小難しいこと」重点。
9. シーン独立型シナリオ
筆者は三度、氷川霧霞氏。
今度は「思いついたシーンだけでシナリオ作っちゃえ!」というダイナミックなアプローチについて。
フルサイズのシナリオ作成で発生する様々なトラブル……というかミスかな? たとえば――
- 時間内にセッションが終わらない
- バランスを間違え、シナリオの途中で PC が死んでしまう、更にはパーティが全滅してしまう
- 情報収集に失敗し、途中で行き詰まって、ダレてくる
――みたいなケースを回避するための(極めて大胆な)方法が提案されています。
もちろん劇薬には欠点もあるわけですが、その辺についてもマルっと解説されてますんで、ちゃんと確認しておきましょう。
基本的にはフルサイズのシナリオを作るのが大変な方……かつ欠点を飲める方。それから最短時間で遊びたい方向けかな?
……一点突破モノは解説に困るのです(笑)
10. TRPG シナリオいくつかの読み方
筆者は……はい、僕です。
もうザックリ行きますよコレ。
内容は「完成したシナリオのチェック方法」について。特に――
- マスタリングをシミュレーションする方法
- プレイヤーの情報整理を基準にする方法
――という二つのアプローチを紹介しています。
ただしゲームデータ面のチェックについては特に解説していません。その辺はゲームシステム毎の特性もあれば、ゲームマスターの戦術センス/スタンスなんかもあるんで、概論として扱えませんでした。(これは次の「戦闘バランスってどう取るの?」がオススメです)
いわゆる PDCA サイクルを回すためのツールなので、強いていうなら「時間のある人」向けでしょうか。
といったところで
今回はここまで。
次回は――
- 戦闘バランスってどう取るの?
- 入門者向けシナリオ作成 FAQ
- シナリオ作成の落とし穴
――について読んでいきます。
冒頭にも書いたとおり、次回でひとまず「どんな内容か?」「ターゲットユーザは?」といった視点でのレビューは終わり。
ゲーム仲間に「前回に比べてだいぶアッサリしてるなー」って言われたんですが……それはアレです、この後でごく主観的な感想戦をやってみようと思ってるから。
そんなわけで、ゴリゴリした話はもーちょっと待ってね。