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2009/02/09
- ツダくん(仮)
- 「もう回ってんすか?」
- 玄兎
- 「うん。回ってる」
- ツダくん(仮)
- 「なんかどきどきしますね」
- 玄兎
- 「気にしなくていいから。普段どおりで」
- ツダくん(仮)
- 「じゃあ大人のエロ話とか」
- 玄兎
- 「普段からしてねえだろ(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「折角だから」
- 玄兎
- 「しないしない。するならレコーダ止めねえと」
- ツダくん(仮)
- 「止めましょう。今すぐ」
- 玄兎
- 「俺を半殺しにさせる気か。そういや正月例会どうだった?」
- ツダくん(仮)
- 「ボドゲが増えましたねえ。TRPGは二卓でした」
- 玄兎
- 「何やってた?」
- ツダくん(仮)
- 「操り人形と、カタンと、あれ、借りたやつ」
- 玄兎
- 「ああ、ボーダーランド?」
- ツダくん(仮)
- 「それと、赤ニムトと、くらいで」
- 玄兎
- 「TRPGは?」
- ツダくん(仮)
- 「ああ、そっちはガープスクリスタニアとメガテン3す」
- 玄兎
- 「メガテン3とは懐かしい」
- ツダくん(仮)
- 「ライドウの同梱版で、再燃してるのがいて」
- 玄兎
- 「ああ、マニアクスクロニクル」
- ツダくん(仮)
- 「サーガやりたいってやつもいたんすけどね、ルールないから」
- 玄兎
- 「デジタルデビルサーガ? それも懐かしい」
- ツダくん(仮)
- 「ゲンさんシステム作ってくださいよ。サーガ」
- 玄兎
- 「作りたいけどねえ。好きな世界だし。ただ仲間がいないと魅力半減って話もあるでしょう。メガテンは」
- ツダくん(仮)
- 「そうすねえ。やっぱり悪魔合体は魅力っすからねえ」
- 玄兎
- 「その辺がね、難しいよね」
- ツダくん(仮)
- 「でも悪魔データ作らなくていいのは楽じゃねすか?」
- 玄兎
- 「楽だなあ。スキルマントラがあればいいだけだしねえ」
- ツダくん(仮)
- 「やっぱ作りましょうよ」
- 玄兎
- 「んー、でもなあ。ああいうのって数値ゲーになりそうだからなあ。たぶんシナリオの筋だけなら、ダブルクロスとかデモンパでも出来るんじゃない? ダブクロはよく知らんけど」
- ツダくん(仮)
- 「ダブルクロスすか。持ってないんすよ」
- 玄兎
- 「俺も持ってない。誰か持ってないかなあ」
- ツダくん(仮)
- 「聞いときます。そうだ。システム作りたいってやつがいるんすよ」
- 玄兎
- 「へえ、嬉しい話」
- ツダくん(仮)
- 「やっぱり。そういうと思ったんで、今度ちょっと相談にのってやってくれませんか?」
- 玄兎
- 「いいけど、当面は俺、外に出られるの仕事のときだけだぞ?」
- ツダくん(仮)
- 「んじゃ連れて来ます。それならいいっしょ」
- 玄兎
- 「手術があるからちょっと先になると思うけどまあいいや。詳しい話はまた後で」
- ツダくん(仮)
- 「うっす。じゃあ今のうちに聞ける分だけ」
- 玄兎
- 「なに?」
- ツダくん(仮)
- 「キャンペーンってどうやるんすか?」
- 玄兎
- 「どうやるって?」
- ツダくん(仮)
- 「キャンペーン始めたら、まず最初のシナリオがあるじゃないすか」
- 玄兎
- 「あるねえ」
- ツダくん(仮)
- 「そこでこけたらどうするんすか?」
- 玄兎
- 「諦めるしかないなあ(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「続けられないっすか?」
- 玄兎
- 「いやあ、続けられるよ。昔のさ、ロードス島とかクリアスタニアとか、第一話でキャラが死んじゃって、そいつを復活させるためのキャンペーンとか、復活させた借金返済のためのキャンペーンとかあったし」
- ツダくん(仮)
- 「へえ。そんなんあるんすか」
- 玄兎
- 「ありあり。大有り。最初から世界を救え、とか作っちゃうと大変なんで、最初は予兆だけにするとか、魔王とか出るとしても、最初はその遠大な計画の超末端とかにしといてな、少しずつ取り込んでいった方が確実だよ」
- ツダくん(仮)
- 「そんなもんすか」
- 玄兎
- 「そうでなかったら第ゼロ話を遊んでおくとかだなあ。俺が勧めるのは」
- ツダくん(仮)
- 「第ゼロ話ってなんすか?」
- 玄兎
- 「前に話してなかったっけ」
- ツダくん(仮)
- 「たぶん」
- 玄兎
- 「あれ、パターンランゲッジのときに。あれはツダのグループじゃなかったっけ」
- ツダくん(仮)
- 「たぶん、違うんじゃねかと」
- 玄兎
- 「あれまだ上がってこないんだよなあ。まあ向こうで有効活用してれば別に構わないんだけど」
- ツダくん(仮)
- 「ゲンさん?」
- 玄兎
- 「ああ、あいあい。ごめんごめん。第ゼロ話ってのは、要するにあれだよ、キャラの方向性を固めるためにやるセッション。本編とは直接関係ないやつ」
- ツダくん(仮)
- 「それ、第一話とは違うんすか?」
- 玄兎
- 「キャラ調整の回だから、やりにくかったらキャラ作りなおしとか、設定の修正とかを認めちゃうわけ。ま別に一話でやってもいいんだろうけど、キャンペーンの筋に関係ある話だったらちょっと困るかもしれないから、便宜上、第ゼロ話」
- ツダくん(仮)
- 「覚えときます」
- 玄兎
- 「忘れていいよ。それよかキャンペーンやるならさ、みんなで作るのってどうよ」
- ツダくん(仮)
- 「みんなでって?」
- 玄兎
- 「みんなで設定作ったりシナリオの要望出したりすんの」
- ツダくん(仮)
- 「そんなんできるんすか?」
- 玄兎
- 「できるできる」
- ツダくん(仮)
- 「でもなんか面倒そうっすけど」
- 玄兎
- 「いやいや。むしろやった方が楽(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「そうなんすか?」
- 玄兎
- 「まあ人それぞれだろうけどねえ。僕はアイディア出しを人にやってもらって、調節する方が楽なタイプだから」
- ツダくん(仮)
- 「俺もアイデア出すの苦手です」
- 玄兎
- 「まあ自称アイデアマンほど信用ならん存在もないと思うけど(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「じゃあ俺もそっちの方がいいかもですね。どうやるんすか?」
- 玄兎
- 「いやあ、簡単だよ。聞けばいい」
- ツダくん(仮)
- 「何を?」
- 玄兎
- 「どんなシナリオやりたい? とか、誰に出てきて欲しい? とか」
- ツダくん(仮)
- 「それだけっすか?」
- 玄兎
- 「基本的には、そんだけ。要望を集めてから、シナリオ考えればいい」
- ツダくん(仮)
- 「なんか肩透かしっすねえ」
- 玄兎
- 「まあね。だがちょっと待ってほしい。いや違うな」
- ツダくん(仮)
- 「なんすか急に」
- 玄兎
- 「ごめんごめん。気にしないで。ただね、シナリオって一人で考えようとしない?」
- ツダくん(仮)
- 「はあ。まあそりゃネタバレはまずいっしょ」
- 玄兎
- 「そう? なんでネタバレはまずいの?」
- ツダくん(仮)
- 「そりゃ先が読めたら面白くないじゃないっすか」
- 玄兎
- 「うん。よしじゃあ聞こう。シナリオ内のイベントのネタが十本あったとする」
- ツダくん(仮)
- 「はあ」
- 玄兎
- 「そのうちの三本を今回のシナリオで使う、だったらどう?」
- ツダくん(仮)
- 「完全には読ませないってことっすか」
- 玄兎
- 「そうそう。どれが来るか分からなければ、結局ネタバレなしと同じっしょ?」
- ツダくん(仮)
- 「まあ、たしかに」
- 玄兎
- 「もちろんパーフェクトじゃないけどね。完全クローズドで作ったものの方が、先が分からないドキドキ感ってのかな、そういうのは大きいと思う」
- ツダくん(仮)
- 「そうっすよねえ」
- 玄兎
- 「ただね、それが必ずしもプラスに働くわけじゃないのがキャンペーンで」
- ツダくん(仮)
- 「そういうもんっすか」
- 玄兎
- 「ケースバイケースだから、絶対じゃないけどねえ。ある程度は先が読めた方が、プレイヤーも大胆な行動をしやすいってことはあると思う」
- ツダくん(仮)
- 「ああ、それはあるっすね」
- 玄兎
- 「その辺を使ったのがシナリオハンドアウトとか、今回予告とか、そういうテクニックなんだけど、あれってGMの手間が増えるじゃんか」
- ツダくん(仮)
- 「たしかに、面倒っすね。作らねえし、俺」
- 玄兎
- 「僕もやんない。有効なのは分かるんだけど」
- ツダくん(仮)
- 「それで、どうするんすか?」
- 玄兎
- 「だから日常生活の中で、そういう話を振っておいて、プレイヤーの意識の隅っこにネタの予兆を仕込んでおくわけ」
- ツダくん(仮)
- 「ああ。なるほど」
- 玄兎
- 「プレイヤーが完全に受身で、GM一人でシナリオ作るのって寂しいぜ?」
- ツダくん(仮)
- 「それ、わかります」
- 玄兎
- 「しかも上手くいって当たり前、失敗したらGMの責任とか、そんなん冗談じゃねえじゃんか」
- ツダくん(仮)
- 「そうっすね」
- 玄兎
- 「だから責任の四分の一くらいをプレイヤーに投げちゃえって話」
- ツダくん(仮)
- 「それで納得しますかね?」
- 玄兎
- 「だからケースバイケースだって。でも、そうだなあ、僕なら自分の振ったネタをGMが使ってくれたら、やっぱ嬉しいと思うけど」
- ツダくん(仮)
- 「はあ」
- 玄兎
- 「前にT&Tで、ノアニールの話やったじゃんよ」
- ツダくん(仮)
- 「ああ、あったあった。そういやちょっといい感じだったかも」
- 玄兎
- 「でしょ。そういうもんだと思うんよ。それが出来るのがカジュアルのキャンペーンの魅力っつかさ」
- ツダくん(仮)
- 「なーるーほーどー」
- 玄兎
- 「なぜ伸びる」
- ツダくん(仮)
- 「(笑)なんか開けた気がします」
- 玄兎
- 「(笑)魔境だよ。すぐ忘れる」
- ツダくん(仮)
- 「そんなもんっすか。参考になりっした」
- 玄兎
- 「なあなあ」
- ツダくん(仮)
- 「なんすか?」
- 玄兎
- 「ツダんとこだとTRPGとボドゲって、どっちのが人気ある?」
- ツダくん(仮)
- 「やっぱパッと出来るんでボドゲのが人気ありますかね」
- 玄兎
- 「そうかあ」
- ツダくん(仮)
- 「でもあれっすよ。やっぱTRPGのが後に残りますね。話題になるし」
- 玄兎
- 「そりゃ嬉しいな」
- ツダくん(仮)
- 「思い入れの差はでかいっすよ。一日中キャラ作る相談してたりするっすよ」
- 玄兎
- 「ああ、羨ましいなてめえ(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「(笑)学生の特権っすから」
- 玄兎
- 「まあいいや。それで、んじゃキャラ作れないプレロールドの場合ってどうよ?」
- ツダくん(仮)
- 「やらねっす」
- 玄兎
- 「あ、やんないんだ」
- ツダくん(仮)
- 「作っておいても改造させろって言われっから」
- 玄兎
- 「ああ、嬉しい」
- ツダくん(仮)
- 「なーにトリップしてんすか。ラリってます?」
- 玄兎
- 「ちげーっての。俺はほら、キャラに愛着を持つプレイヤーが好きだから。度が過ぎると困るけど(笑い)」
- ツダくん(仮)
- 「ナルシー坊は嫌すね(笑)。キャラに愛着持たない人いるんすか」
- 玄兎
- 「いるみたいだねえ。いやたぶん俺自身そういうときがある」
- ツダくん(仮)
- 「はあ」
- 玄兎
- 「コンベンションなんかだと、キャラ作ってる時間がないじゃん? だからまあ、プレロールドで遊ぶんだけどさ。あれでやるとどうしてもキャラをコマ扱いしちゃうんだよな、俺」
- ツダくん(仮)
- 「あー、なんか分かるかも。ゲンさんってたまにすっげドライですよね」
- 玄兎
- 「あ、やっぱそう風に見えるか」
- ツダくん(仮)
- 「あれすよ。設定が弱いとリベロになるじゃないすか」
- 玄兎
- 「馬鹿キャラのが好きなんだよなあ。行動ワンパでいいし」
- ツダくん(仮)
- 「前から準備しとくとか、できないんすかね?」
- 玄兎
- 「なにを?」
- ツダくん(仮)
- 「あ、キャラ。コンベの」
- 玄兎
- 「昔はニフティのフォーラム使って連絡しあったりやってたけどねえ。今はどうなんだろう? わりと当日集まってから卓分けしてるって話も聞くし」
- ツダくん(仮)
- 「そうなんすか」
- 玄兎
- 「ほら、当日ドタキャンとかあっても困るっしょ。戦闘計画が水の泡になったりすっとさ。だから当日分けるのって効率はいいと思うよ」
- ツダくん(仮)
- 「そりゃハンドアウトもできるって話すね」
- 玄兎
- 「コンベは引退してっから、実際どうかは知らないんだけどさあ」
- ツダくん(仮)
- 「あれっすかね。やっぱ事故とかって気になるもんすか」
- 玄兎
- 「たぶんね。一発勝負だから大変なんだと思うよ」
- ツダくん(仮)
- 「カジュアルみたいに三割打者ってわけにゃいかねんでしょうねえ」
- 玄兎
- 「だろうなあ。昔はコンベの前日とか、緊張して吐いたしな」
- ツダくん(仮)
- 「マジで?」
- 玄兎
- 「マジで。プレイヤーのときはわりと楽なんだけどな」
- ツダくん(仮)
- 「コンベ行ったことねえからなあ」
- 玄兎
- 「いっとけ。いい経験になると思うから。たぶん」
- ツダくん(仮)
- 「たぶんすか(笑)」
- 玄兎
- 「責任はとらんけどな(笑)」
- ツダくん(仮)
- 「ひっで」
- 玄兎
- 「つかさ、そんな一日中キャラ作ってんなら、その日にシナリオの要望とか聞きゃあいいじゃん」
- ツダくん(仮)
- 「ああ。そういや」
- 玄兎
- 「やってみ」
- ツダくん(仮)
- 「うす」
- 玄兎
- 「ただあれな。誰のネタを拾うのかで偏りすぎないようにな。ネタバレしてるやつとしてないやつで、差が開きすぎるとやべえから」
- ツダくん(仮)
- 「むずかしっすね」
- 玄兎
- 「それくらいできんだろ。リーダー」
- ツダくん(仮)
- 「まあ、やってみるっす」
- 玄兎
- 「どんな感じになったか、今度教えてくれな」
- ツダくん(仮)
- 「っす。んじゃ俺、そろそろ失礼するっす」
- 玄兎
- 「おう。じゃな。ああ」
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