文字起こしてもらった対談エントリの中で、「物事をシンプルにする方法」について簡単に話したんだけど。
あの流れで話したかった「勉強の方法」みたいな話について、軽く触れときます。
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勉強の手順
何かを勉強する/学ぶ際には、以下のような順でロードマップをデザインするのがいいかな、とか。
- 基礎(視点・構造)を学ぶ
- 具体的な例によってイメージを強化する
- 基礎を使って設問をくり返し何度も解く
- 飽きないようにアプローチのパターンを増やす
……まあ「当たり前じゃん」って言われるでしょうけど、大事なことなので。
独習でも教育でも、学ぶことのプロセスは基本的には同じ流れを持ちます。
1. 基礎を学ぶ
基礎というのは、これから勉強する対象について「どういう視点で接すればいいのか」ということです。
いわゆる「理系」分野においては「方程式」という、極めてシンプルな視点が存在しますが、「文系」にもそれに近いものはあったりします。
以降のプロセスは、すべてこれ(基礎)を強化するためのものだったりします。
2. 具体的な例によってイメージを強化する
視点や構造についてだいたいのことが分かったら、今度は具体例に触れます。
具体例を見ながら、学んだ基礎が実際にはどのように使われるのかの流れを学びます。
また、基礎そのものについての記憶と理解を強化します。
3. 基礎を使って設問をくり返し何度も解く
イメージが強化されたら、今度は自分で使ってみます。
なるべくたくさんの設問を、基礎に従って眺め、分解し、答えを出す。
そうして自分の中の基礎の間違いを洗い出し、あるいは習得できたと確信できるまでくり返し、理解を深めます。
4. 飽きないように設問のパターンを増やす
基礎について十分に学習するプロセスで、くり返し設問を解いていくことに飽きてしまうことがあります。
あるいは同じような設問ばかりを解いていると、応用力が失われることもあります。
そうしたことが起こらないように、設問のパターンを増やします。
楽しく学ぶためのロジックは、これらの工程でそれぞれ「達成感」をどうデザインするのか? という話になったりするんだけど、それは「ゲームデザインと同じじゃねえか」とか、そんな話もあったりする(笑)
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