うーむ。
あんまり良くない(–;
……ということで、今月のキャラメルボックスTVはリクエスト大会。
リスナー……じゃない、視聴者からのリクエストで放映作品が決定。
で、『スキップ』。
日記をブログに移行する前、リアルタイムでこの舞台を見に行ったことを書いてたんで、ちょっと読み直したんですが。その記事もまあ、お客さんへのサプライズとか、一緒に見に行った娘と話したこととかが中心で、舞台内容についてあんまり触れてなかった。
ビデオを見直して、納得。
舞台演劇なんだから、もっと舞台の中で芝居してくれ。
……この作品、原作小説(『スキップ』著・北村薫)そのものは僕は好きで、ところが原作小説に舞台が完敗するという、キャラメルらしからぬ事態が起こった(キャラメルの舞台は、大抵の原作を上回る何かを見せてくれるのに)。
キャラメルにしては非常に珍しく、原作のセリフをそのまんま持ち込んでいる。お陰でホンに遊びがない。いや、西川さんは相変わらず(いい意味で)遊んでるんだけど、どうも全体的に堅かったような気がする。
新しいことに挑戦するような実験作品は、僕は好きだ。なんだけど、この舞台ではどうも悪い方向にソレが働いたのか、なんだか「脚本家の手抜き」といった印象が強い。もちろん僕の眇めである可能性は否めないとして。
舞台装置のめまぐるしい展開は、スゲェと本気で感心した。
リアルで見たときは感情移入してボロ泣きしてたんだけど、客観視してた自分モいた辺り、他のキャラメルボックスの舞台に比べて、のめりこみ度は低かったんじゃなかろうかと思う。チョップ食らったし。
これが選ばれたのって、見てない人が多かったってダケなんじゃあ……等とイヤな想像が浮かんでしまいました。
うーむ。『TRUTH』だと思ったのになぁ。
……いや、僕は『SKIP』に投票したんだけど。
娘にもう一回見せたくて(何)