『ウルティマ アンダーワールド』

『ウルティマ アンダーワールド』という小説があります。
 著者は野間逸平氏。
 この小説の主人公・シャロンを、僕はたまらなく愛してます。
 ああ恥ずかしい(笑)

 


アバタール。
 八つの徳を極めし人。
 聖者と呼ばれた彼女は「人間らしく生きているだけ」と言います。
 実際、やってることは聖徳を極めた聖者とは思えません。
 多くの人が聖者を「許しを与えるもの」だと思ってる世界で、彼女は堂々と言い放ちます。

【献身の徳】
「尽くすことに幸せなんて言葉はないわ。少なくともあたしはね。恋人のためにいてあげる、じゃなくて、恋人といることがあたしの幸せ、なのよ」

【勇敢の徳】
「――おまえのような思い上がりを、たとえ無抵抗を装うが慈悲を請おうが、ためらいなく叩き殺すための覚悟を言うのよ!」

【誠実の徳】
「――あたしの誠実の徳は、自分の感情をごまかさないでいることよ。おまえは、あたしを完全に怒らせたわ」

(今回、活字は確認してないんで、微妙に間違ってるかも知れません)

 許しの対象はとことん自分です。
 ものすごい嫌な女なんじゃないかコイツ?
 でも、大好きです。

 ところで。
 これ書くのに検索してみたら、もう12年前の作品なんですね(^^;
 UUWってそんなに古いゲームだっけ?(汗)
(未だに古本屋で見つけるたんびに買ってるので、そろそろ十冊になります。気に入った本ほど読み潰しちゃうんで、予備がないと不安で仕方がないのです)