列車が止まったのは、暑い町だった。
“ようこそ、すべてが平等な町へ”
そこはすべてが等しかった。
言葉が、食べ物が、暮らしが、住む人が。
そしてなにより表情が。
「誰もが等しく幸せです。さあ、貴方も」
薄気味悪いその笑顔を恐れ、再び列車に飛び乗った。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
列車が止まったのは、暑い町だった。
“ようこそ、すべてが平等な町へ”
そこはすべてが等しかった。
言葉が、食べ物が、暮らしが、住む人が。
そしてなにより表情が。
「誰もが等しく幸せです。さあ、貴方も」
薄気味悪いその笑顔を恐れ、再び列車に飛び乗った。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題