家を出たいと少女は少年に言った。
思えば幼い恋心だったのだ。
少年は、一緒に行くよと言ってくれた。
だが、彼は来なかった。
三日のうち泣き晴らしてから母に聞いた。
町の雑貨屋が、放火に遭ったと。
少女の瞳はかたく閉ざされた。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
家を出たいと少女は少年に言った。
思えば幼い恋心だったのだ。
少年は、一緒に行くよと言ってくれた。
だが、彼は来なかった。
三日のうち泣き晴らしてから母に聞いた。
町の雑貨屋が、放火に遭ったと。
少女の瞳はかたく閉ざされた。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題