[掌篇] 27 : 絵の中の風景

 写真の中、切ない笑顔を見付けてしまった。
 楽しかったはずの二人きりの時間。
「時間が必要なだけかもよ?」
 優しげな言葉の、裏にある孤独な心。
「笑うんだよ」
 臆病だった自分が、初めて言えた素直な心。
「無理だよ」
「出来るよ」
 初めて触れたその口元を、ぐっと押し上げ笑顔を作った。
「ほら」
「本当だ」

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 いやもうホントにゴメンナサイ。
 原稿漬けでスッカリ忘れてました…orz
 トッキュー仕上げ。
 もっとちゃんと書かないと、練習にもならないのに。