帰宅~家族増えた!?

 退院しました。
 まあ外泊したり脱走したりと、まるでホテル扱いだったんで、今更ですが。
 最後まで婦長の笑顔は見られませんでした。当然です。

 


で、帰宅。
 今晩遅くに某作品の〆があるので、スタッフ集まってカウントダウンの予定。
 デカいモニタで放送完了を見ようじゃないかと。
 そんなわけで、帰ってもそうゆっくりせず準備で慌しくなるハズでした。
 ハズというのは、友人から久しぶりにエアメールが届いていたため。
 先日、近況報告まじりの手紙をこっちから送ったんで、その返事のようです。

 署名を見ると、友人とその奥さん、それに見覚えのあるフランス男性名と女性名、両者ともやけに長く続く姓。
 ……あれ、お子さんの姓が間違ってない?
 と思って「オッカシーナー」と怪しみつつ開封。
 手紙を読んでみたんですが。
 友人の乱文クセ字は相変わらず読めねーなァ、とか奥さんのはまるで平安貴族みたいだ、とか思いながら、のたりのたりと読みました。
 息子さんからの手紙に至って、やっと得心いきました。

 “nom de famille”という制度が出来、姓が増えました。
 それにより、私は“○○ de ×× — △△”となりました。
 以後、宜しくお願いします。

 とかまァそんな感じの内容がしたためてあって。
 母系と父系を併記するようになったらしいです。

 それで調べたんですけど、制度変更は 2年前の話でした。
 変わったんですねフランスの姓名登録。
 これまでの片親の姓系だけから、両親の姓系で登録できるようになって。
 でも今までもソレ可能じゃなかったっけ? とか疑問だったんですが、なんかダフルハイフンとシングルハイフンの違いでどーのこーの。ものすごい面倒くさい。

 それにしても、あのものすごい長さの挨拶文はフランスのお国柄?
 ムシュー&マダムはともかく、13歳の息子さんまで立派な手紙を書く。
 僕なんか乱筆乱文の性ですからね、恐縮しまくりです。
 ぶっちゃけ 10歳の娘さんとどっこいなんじゃないかっつーくらい。
 もっとちゃんとキケロー読んどきゃよかった。
 クインティリアヌス? あれは最初から読んでない(駄目)

 結局、合わせて 10枚の手紙を読むのに 3時間近くかかりました。
 嬉しかったけど疲れた(笑)