[番外篇] X16 : 遺書と嘘

 どんな優れた魔術師も、儀式なくして魔術は為せん。
 ワンツースリーであら不思議、等というのは奇術の類だ。
 たとえば、この記録を見たまえ。
 今なお力を維持する、魔術の行使記録だ。
 多くの協力者が儀式に参列している。
 そして優れた魔術師ほど、唱える呪文は短いものだ。
 これ、このとおり。
「それでも地球は周っている」

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これは掌篇連作とは明らかに別の話です。
 タイトル見て思いついたダケなんで、まあ気にしないでください。
 本編はちゃんと、別個に書きます。

 基本的に掌篇は、練り込まずヒラメキで書くのが性に合っているようです。
 最近はタイトルを見たらその場で書く、という自分ルールを設定しています。先に知ってプランを立てながら書くと、ぜんぜん掌篇にならないということを最初の何作かで思い知ったので。
 それでも字数制限のために、削る作業はありますが。

 もっと素直に超短編シリーズってことにすりゃよかった。
 まあ書きたいように書くだけじゃ、練習にゃならんのですけどね。