旅に出たのは、寂しかったから。
月明かりの寂しい町は、もう嫌だった。
明るい太陽が欲しい。
足が向いたのは、終電間際の駅。
南へ行く寝台列車が待っていた。
どこまで乗っても三千円。
一室だけ空いていたので、飛び乗った。
13号室。
藁くずの中で、赤ん坊が泣いている。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
旅に出たのは、寂しかったから。
月明かりの寂しい町は、もう嫌だった。
明るい太陽が欲しい。
足が向いたのは、終電間際の駅。
南へ行く寝台列車が待っていた。
どこまで乗っても三千円。
一室だけ空いていたので、飛び乗った。
13号室。
藁くずの中で、赤ん坊が泣いている。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題