昨日かな? 本を二冊、小包でもらったんですが。
そのうち一冊が、
『愛人の掟』
女性視点で書かれたもので、なんで僕に送るかな。
そんなコト思いながら読んでみたら……面白かったです。
「同じ不倫をするならそれを素晴らしい恋にしてほしい」
という、どこぞの常識人、良識人を自称する方たちからすれば噴飯ものの内容。
別にこれ、不倫を勧めているわけでも、相手に奥さんがいると分かれば恋心をセーブできる人にも、関係ない話。
どうしても諦めきれない恋に落ちてしまったときにどうするか、というお話。
2章立てなんですが、2章は「愛人の掟」がはじまるキッカケになった「毎日が恋愛日和」というエッセイ。個人的にはこっちの方が面白いかとも思ったんですが、まあ今は「愛人の掟」の話ということで、1章の中から面白かったものを引っ張り出してみます。
- 第2条 最初の誘いは彼から
- 第5条 デート費用はすべて彼にまかせる
- 第9条 手紙で気持ちを整理する
- 第21条 日曜日の過ごしかた、月曜日の会いかた
- 第23条 プレゼントは彼の行きつけの店で選ぶ
- 第26条 ほかの男性ともデートすること
- 第27条 第三の女を許してはいけない
- 第32条 夫婦の真似事をしてはいけない
- 第34条 約束を信じて待たないこと
どうやら考え方が似ているというか、居酒屋だの電話だのでやらかす放言のようなことを言っています。おかげで疑問なくスルスル読めたんですが、同時に「男ってこんなもの」感があって実に笑えたりもします。いや、笑えない男性が多そうですけど。
でも、もしこの本を今から手にした人がいたとしたら、2章を先に読んでください。その方が、正面から「掟」を読めると思うので。どんな言葉であれ、つきつめれば誰がそれを言ったのかで意味はまるで変わってくるものです。個人レベルでも、社会レベルでも。
トータルして、面白い本でした。
男である僕の感想は、あまり当てにならないかもしれませんが。
それにしても、冒頭で「金妻(金曜日の妻たち)ブーム」から話が始まったあたりに時代を感じました。
(これでもし「金妻? 金スマじゃないの?」とか言われたらショックかも)
金妻。
アレのお陰で不倫が解禁になったとも、逆に無意味な対立構図で見られるようになったとも言えるんだろうけど。
ところで冒頭に「二冊」と言いましたが、もう一冊は、
『イッセー尾形の人生カタログ』
でした。
なんでだ(笑)
送り主の名前も書かずに送ってきた某嬢。
結局のところ、君は何が言いたいんだ(笑)
(手書きの文字見りゃ誰の字かくらい分かるぞ、普通)