カテゴリー: diary

  • [掌篇] 47 : 双子の犯罪

     教壇の上に、二冊のノート。
    「それで、どっちが?」
     大人の声が、厳しく問う。
     二人の子供はサッと、お互いを指差した。
    「そう。では二人とも、罰として――」
     お互いを恨めしそうに睨む、二人の子供。
    「廊下に立ってなさい」
     木造の古い校舎。
     その廊下に、はじまりの男女。

    お題提供ページ:小説書きさんに50のお題

  • 頭痛が

     今月の強行軍で、だいぶ体力を削られたらしく。
     妙な頭痛がします。
     ズキズキ、ではなくズーン、といった。
     たぶん肩こりでしょう。
     あるいは「パソコン病」ってやつか。

     ま、あと一息です。
     乗り切ってしまえば 36 時間の休みが取れる。
     家族で出かける予定が、もう入ってますけどね。

  • [掌篇] 46 : つないだ手の温もり

     街路樹の下、自分の掌を見つめる。
     楽しい。悲しい。寂しい。嬉しい。
     心が動いたとき、いつも感じていたこと。
     優しくて厳しくて、辛くて嬉しい思い出。
    「お待たせ」
     二時間遅れのその人に、寒さで笑顔もぎこちない。
     それでも。
     つないだ手の温もりは、きっと忘れない。

    お題提供ページ:小説書きさんに50のお題

  • [備忘録] 魚人変

     むりくり作った 8 時間で、ももんげ氏宅に某 CD を受け取りに。
     まあその用自体はすぐに片付いたんですが、会うのも何ヶ月ぶりかだったので、そのままダラダラとビデオ鑑賞会に。
     だいたい毎回そんな感じです。

     

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  • 用語考(いじめ)

     概念の多くは言葉によって固定化されるものです。
     簡単に言うと「言葉のイメージに振り回される」ってことですが。

     僕の主観ですが、「いじめ」って言葉はどうも幼稚なイメージがあります。
     そして「幼稚」は相手にするのも愚かしい、甘えた、程度の浅いと。
     A=B、B=C、A=C の単純な証明式でいえば、「いじめ」は「相手にするのも愚かしい、甘えた、程度の浅いイメージがある」といった具合。
     人々を死に至らしめる行為にしては、いささか表現が弱い気がします。

     だったら言葉を変えてしまえばいい。
     虐待でも集団暴行でもなんでも、もっと過激で衝撃的な言葉にしたらいい。
     それは立派な犯罪行為である、という言葉にしたらいい。
     いささかエキセントリックな考えだとは思いますが、これだけ騒ぐにしては、どうもイメージが軟すぎて(苦笑)

     ま、これは短絡志向に過ぎる話。
     あんまり過剰表現になりすぎても、人がそれに慣れてしまえば無効化されることなんで、現行のマスコミの影響力を考えると、却って逆効果になる可能性もあることなんですけどね。(多くの人が凶悪犯罪の報道に対して「ああまたか」と思うようになってしまったのも、展開的には同じこと)

  • [心象] 楽園の果て

     こころ踊る世界が一つ、かつてあった。
     多くの人々がその世界の中で生き、語り合っていた。
     とても素敵な“失われた楽園”――

     一年が過ぎ、二年が過ぎ……五年が、六年が過ぎた。
     なつかしい時代を思って、楽園を模倣した男がいた。
     だが男の力及ばず、楽園はたった半年で崩壊した。

     さらに十年が過ぎた。
     傷と罪、それから歳ばかり負った男は、それでも楽園を見上げていた。
     熟みすぎた楽園の種を、さまざまな土地にばらまきながら。

    (さらに…)

  • ワーカホリック

     横になっても眠れなかったので、気を抜くために電話。
     煮えきらん魚からノロケ話でも聞き出してやろうと試みるも、鉄壁のガードはほとんど崩せなかった。
     ガンバリゴールキーパーなんて嫌いだ。
     まあ僕からなんか言っても逆効果っぽいので今後は口出すのやめよう。
     天にも地にもホレイシオ。

    「アカギの山も今宵限り」

     だらだら電話しながら、自動筆記であがったネーム8P。
     結局のところ、原稿は止まらなかった。
     たぶん明日あたり腱鞘炎だな。サロンパス貼っとこ。
     しょーがないのであと 8P あげてから寝ることにする。
     アプレゲール。

    ♪高見盛はヨイお酒~

  • [よしなしごと] 凶相

     もはや電車で移動する余裕もない(歩く時間と電車待ちの時間がもったいない)ので、車(ワゴン)を出してもらって移動中も原稿を書く。普段なら移動中は景色だの人間だのを見ながら脳に刺激を与えて、新しいイメージを構築する時間。それを極力削っているので出力は備蓄を切り崩していくしかない。気付くとどこかで見たようなイメージになっている。良く言っても手癖の産物、悪く言うなら出がらしである。よろしくない。

     

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  • [よしなしごと] 製本機

     身内に配布用の冊子(RPG本)を、同人印刷で作ると最低単位が 50。
     まあ当たり前のことなんだけど、これは困った。
     そもそも販売目的ではないし、販売品質でもない。
     50 単位どころか 10 単位だって処分できるか怪しいモンである。
     配布予定が10冊としても、単価ナンボになるのやら?

     

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  • [よしなしごと] ゲーム作りてー!

     忙しい時に限ってそう思う。
     たぶん現実逃避なんでしょうね(笑)

     構想が FamousWriter では表現しきれなかったので HSP に興味。
    (せめてサブルーチン使えるようにしてください>FW)
     でも頒布を考えると Flash だろうなとも思う。PBW プランのためにも。

     リプレイ・コンテンツの PDF 化企画が出た。
     試しに活字化用編集をしてみたが、面白い読物かの判断に迷う。
     ただしロングタイトルは設定資料集を優先すること。

     総じて「やれることがある」のは幸せだと思う。
     目的や目標を見失うことが怖いです。

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